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2025年2月19日

Cognitoとは?特徴・機能・使い方を初心者向けに解説!

はじめに

AWS Cognitoは、AWSが提供する認証・認可サービスで、ユーザー認証やセッション管理を簡単に行えます。

以下のような方におすすめの内容です。

  • サーバーレスに興味がある
  • ユーザー認証や認可を手軽に実現したい
  • AWS認定の勉強をしている

この記事を読むことで、Cognitoの基本的な機能と、どのように利用できるかを学ぶことができます。

Cognitoとは

Amazon Cognitoは、アプリケーションにユーザー認証・認可機能を追加するためのAWSサービスです。ユーザー登録、ログイン、トークン発行といった処理をシンプルに実装できます。

主な特徴

  • ユーザー管理: ユーザー登録やログイン機能を簡単に実装。ユーザープールで安全に管理。
  • 認証トークンの発行: JWTトークン(IDトークン、アクセストークン、リフレッシュトークン)を利用可能。
  • 他サービスとの連携: API GatewayやLambdaなどAWSサービスとの統合がスムーズ。
  • IDプロバイダー対応: FacebookやGoogleなどのSNSログインに対応。
  • カスタマイズ性: メールやSMSを用いた認証コード送信や、パスワードポリシーの設定が可能。

Cognitoの主な機能

ユーザープール

ユーザーの登録・ログインを管理するための機能です。

特徴として以下が挙げられます。

ユーザーの情報をAWS内で安全に保存
認証トークン(JWT)を発行
MFA(二要素認証)対応

使用例として、Webアプリのログイン機能やスマホアプリのユーザー登録に使用されます。

IDプール(フェデレーション)

ユーザーがサインイン後、AWSリソースへのアクセス権を付与するための仕組みです。

特徴として以下が挙げられます。

Cognitoで認証した後にIAMロールを割り当て
外部IDプロバイダー(Google、Apple)と連携可能

使用例として、認証後にS3へのファイルアップロードを許可やDynamoDBへのデータアクセス制御に使用されます。

Cognitoのコスト

Cognitoの料金は以下の要素で構成されます。

ユーザープール

無料枠: 月間5万件のアクティブユーザー(MAU)まで無料。
有料: 5万件を超えると、追加のMAUごとに課金。

IDプール

無料枠: 月間5万件のリクエストまで無料。
有料: 追加のリクエストごとに課金。

Cognitoと組み合わせるサービス

API Gateway

認証トークンを利用して、安全なAPIを構築することができます。

Lambda

ユーザーが入力したデータを処理したり、動的な認可を実現します。

S3

ユーザー認証後にファイルアップロードを制御する。

DynamoDB

認証済みユーザーごとにデータベースの読み書きを制限する。

まとめ

Amazon Cognitoを利用することで、サーバレスでスケーラブルな認証・認可機能を手軽に構築できます。

ユーザー管理やトークン発行、外部IDプロバイダーとの連携が簡単に行えます。これにより、アプリケーション開発の効率が良くなります。

他のAWSサービスと組み合わせることで、より強力なアーキテクチャを構築できますので、ぜひ一度試してみてください!

この記事を書いた人

コツコツ亀

コツコツ亀

Webエンジニアとして活動中
AWSを使用してWebアプリケーションを作ったり、サーバーを構築したりしています。

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