はじめに
結論として必要だけど必須ではないです。
AWSエンジニアを目指す方にとって、スキルや経験を効果的に伝えるポートフォリオは、就職・転職活動の大きな武器になります。特に、AWS認定資格だけでは証明しきれない実務能力をアピールする手段として重要です。
本記事では、なぜAWSエンジニアにポートフォリオが必要なのか、その内容をどう構成すればよいのかについて解説します。これを参考に、自分だけのポートフォリオを作り上げてください。
必要な理由
必要な理由に以下が挙げられると思います。
- 差別化
- 実務能力の証明
- 信頼性の向上
差別化
AWS認定資格を持つエンジニアは増え続けています。その中で、採用担当者に自分の強みをアピールするためには、資格以上の実績を示すことが重要です。ポートフォリオは、他の候補者との差別化に役立ちます。
実務能力の証明
資格試験はAWSの知識を評価するものですが、実務での運用スキルを証明するものではありません。ポートフォリオを通じて、システム設計や運用に関する具体的な経験を示すことで、自分が即戦力であることをアピールできます。
信頼性の向上
クライアントや企業は、「本当にこの人に任せて大丈夫か?」という不安を抱えています。実績や具体例を提示することで、信頼性を高め、安心感を与えられます。
ポートフォリオの内容
- 自己紹介
- スキル
- 関わったプロジェクト(個人開発含む)
- インフラ図・アーキテクチャ図
自己紹介
簡単な自己紹介文を用意しましょう。AWSに関する経験やスキルセット、これまでの実績を簡潔に記載します。
etc) 「AWSを活用したインフラ設計・運用の経験が3年。EC2、S3、CloudFront、Lambdaを用いた高可用性のシステム構築を得意としています。」
関わったプロジェクト(個人開発含む)
企業はどのようなことができるかを見るより、その目的と課題を見ています。
できることは前提に考えていますしね・・・
なので、目的とそのプロジェクトを進めていった際に発生した問題やどのように解決したかということを記載しておきましょう。
スキル
単なるスキルの列挙ではなく、「どう使ったか」「何が得意か」を記載しましょう。どれくらい使えるかを目安で経験年数等を簡潔に添えるのも効果的です。
インフラ図・アーキテクチャ図
作成したアーキテクチャ図を公開をできたら行いましょう。
例えば、ALBやAuto Scaling、S3とCloudFrontを使った構成などを図示することで、構築したインフラが一目で分かるようになります。
※ただし、セキュリティの観点から、外部に公開しても問題のない内容に限定するようにしましょう。機密情報や企業固有の設計が含まれる場合は避けるか、内容を抽象化して公開しましょう。
まとめ
AWSエンジニアを目指す上で、ポートフォリオはスキルや経験を具体的にアピールするためのものです。特に、資格だけでは伝えきれない実務能力や課題解決力を示すことで、採用担当者やクライアントからの評価をしてもらえます。
ポートフォリオを作成する際には、以下のポイントを押さえると効果的です
- 自己紹介では、経験やスキルを簡潔にまとめる。
- 関わったプロジェクトでは、目的、課題、解決策、成果を明確に記載する。
- スキルセクションでは、具体的な使用例や経験年数を添えて、自分の強みを伝える。
- インフラ図・アーキテクチャ図を活用して、視覚的に分かりやすくアピールする。
ポートフォリオを常に綺麗にすることが次のキャリアへつながるので、必ずポートフォリオを作っておきましょう。