亀のコツコツクラウドインフラ

2024年12月27日

DASとは?クラウド環境でも役立つ基本ストレージ知識を解説!

はじめに

DASはサーバーに直接接続する方法のことです。

以下のような方におすすめの内容です。

  • 情報処理試験を学習している
  • DASについて知りたい

この記事ではDASの基本的な説明やDASとクラウド環境との関係について解説していきます。

DASの基本説明

DASはサーバーとストレージを直接接続するときに使用する方法です。

ストレージデバイス(HDDやSSD等)がサーバー内部や外部に物理的に接続されて、ネットワークを介さずに直接データの読み書きが行われます。

接続方式として、以下のような接続方式があります。

DASとの接続方式は、以下のような方式あります。

DASのメリット

シンプルな導入
ネットワークやストレージ管理の専門知識が少なくても運用可能で、比較的簡単に構築ができます。

高いパフォーマンス
サーバーとストレージを直接接続しているため、データ転送速度が速く、低レイテンシーな配信ができます。

セキュリティリスクの低減
ネットワークを介さないため、外部からの攻撃リスクを減らすことができます。

コスト効率
ネットワークストレージと比較すると初期コストが低く、管理も簡単に行えます。

DASのデメリット

ストレージ容量の限界
物理的に接続するストレージの数が制限されるため、大規模なデータ管理には不向きです。

スケーラビリティの欠如
ストレージ容量を増やすためには物理的なデバイスを追加する必要があり、柔軟性がありません。

共有の難しさ
サーバー単位でストレージ使用が前提のため、複数のサーバー間でのストレージ共有には向いていません。

冗長性の不足
DASのみでは、データのバックアップや冗長性を確保する仕組みが限られるため、別途対応が必要です。

DASからクラウド環境へ移行するメリット

クラウド環境では、DASの物理的な制約を解消する柔軟性とスケーラビリティがあります。

特にAWSやAzureなどのクラウドサービスを利用することで、以下のメリットがあります。

  • スケーラブルなストレージ
  • 高可用性
  • 管理の効率化
  • コストの最適化

可用性や柔軟性のあるストレージがあり、

DASをAWSで使用するユースケース

DASの特徴を活かして、クラウド環境と統合することで新たな活用が可能です。

ローカルバックアップ

クラウド環境を活用する前段階として、DASにデータを保存し、定期的にクラウドストレージへ同期。

ハイブリッド構成

重要なデータをオンプレミスのDASに保存し、クラウドをバックアップやアーカイブとして活用。

高速アクセスの要求が高い用途

高速なストレージアクセスが必要な環境で、DASをクラウド環境と連携して使用。

まとめ

DASは、シンプルさとパフォーマンスの高さが評価されているストレージ方式です。

しかし、拡張性や共有性に制限があるため、クラウド環境への移行を視野に入れることを推奨されます。
AWSのようなクラウドサービスと組み合わせると、DASの利便性とクラウドの柔軟性を使うことができます。

DASの基本を理解して、クラウド環境との関係を把握することで、効率的なシステム設計を行いましょう。

この記事を書いた人

コツコツ亀

コツコツ亀

Webエンジニアとして活動中
AWSを使用してWebアプリケーションを作ったり、サーバーを構築したりしています。

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